2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

今書いている詩(307) 

たろうさんのピーマン(希望) プランター育ちの 緑色の濃い実が 大きく膨らんだ ピーマン君よ 良く育ってくれたね 「中身がピーマン(空)だね なんて言わせないよ」 何が君の中に 詰まっているんだい 希望なんかだと 嬉しいよね 娘はまだあるからと ナスと…

今書いている詩(306)

たろうさんのゴーヤ (分身) ベランダを乗り越えた ゴーヤ君が3つだけ 実をつけた ツルよ伸びろよ 伸びろ 伸びたいだけ 伸びろ 君も長い命では ないんだよね 初めて食べた 君の分身は 美味しかったよ 本当は実を 稔りらせて 種になりたいんだね 食べるという…

今書いている詩(305)

たろうさんの夏 (欠片) 耕運機で畑が 耕されてゆく 土が息をしてゆく グチグチ考えないで あなたも頭の中を 耕しなさいよ 実りの秋が来ますよ 夏の恋は 砂にしみこんで 彷徨っています 玄関の階段に アブラゼミが 寝ている 次第に前のめりになる アリが群れ…

今書いている詩(304)

たろうさんの月 (幻影) 西の空に 淡ぼんやりした 月が 浮かんでいる セミ君は夜も忙しい 長くない命だからね あれはアブラゼミ君 トイレの温度計が 25・5℃です コオロギ君の 初泣きを聞く 立秋の夜に 夏が去り 秋へと移行する 晩であるらしい 虫たちにも …

今書いている詩(303)

たろうさんのデスクトップパソコン ついに新しいパソコンを 買ってしまったのです 小遣いが空でオケラです 初めはノートパソコンを 契約して帰ってきました 知り合いに連絡すると 「置き場があるならデスクトップ の方がいいんですよ」 (知らなかったなぁ~…

今書いている詩(302) 

たろうさんのクールネックバンダナ 涼しい夏で出番がなかった 娘が汗かきの洋子さんの ためにと首に巻くバンダナの ような物を買ってくれた (ひんやりクールネックバンダナ) 冷蔵庫で眠っていたが 八王子の昨日の暑さで やっと首に巻きました それまでにも数…

今書いている詩(301)

たろうさんの女王様 朝から元気よく鳴いている ミンミンゼミは蝉の王様だ 娘はわたしの女王様で 嬉しいわたしは召使い 「女王様 今日のご機嫌 いかがでしょうか…」 おどけた口調で言う 今は家を出て王子様を 見つけてきた その王子様も 娘の王様になれるだろ…

今書いている詩(300)

たろうさんの人生ゲーム 信じているのかい 可もなく不可もなしの 人生ゲームなんて望むのかい そんなつまらない人生ゲームに 熱中するあなたに駄目駄目の ビーム光線ですよ 若者がそんな人生ゲームを 望んでるなんてね 安全パイなんてないんだよ 辛いという…

今書いている詩(299)

たろうさんの夏 (空蝉) 涼しくて夏らしくない 夜の始まりに遠雷 急に土砂降りの雨 あなたが泣いて いるのですか 明日も涼しいらしい 扇風機も首を振らない 竦(すく)んでいる 八王子の軽井沢に もう秋風かな 節電 節電と 騒いだのは誰かな 時雨の時刻に 静か…

今書いている詩(298)

たろうさんのコガネグモ(女郎蜘蛛) 夏の朝は早起きですね 神社の軒で獲物を 捕まえようと蜘蛛の巣の 真ん中でじっとしている コガネグモ(女郎蜘蛛)さん ごめんね君の巣を頂くから 君はまた張り直してね 何に使うのかって これはねセミ取りに使うのさ ほらね …

今書いている詩(297)

たろうさんのハヤ(自在) 弁天島のあるいびつな池に 住まうハヤが私です いつも気ままに泳いでます ここの水しか私は知りません 水がぬるんで大雨の季節に 外の世界に通じる水路が溢れ 自在の国へ行く扉が開くのです 池の傍にはアジサイの花が 夢も希望もなく…

今書いている詩(296)

たろうさんの池 (彼岸) 空打ちしたホッチキスに 木綿糸を付ける 池端のツツジの 茂みに隠れる 米粒の餌を付ける ろくな餌も食べてない 魚は簡単に釣れる おいらも腹が減っている おいらの前の家は 小学校の校長先生で神主さん 迷惑なおいらを じっと見てる …

今書いている詩(295) 「たろうさんのアメンボー」

たろうさんのアメンボー わたしが足を入れると 沈んでしまう池の水面なのに 君はどうして 「ツゥーイ ツゥーイ」と はしゃいでる 何故そんなに身軽に 浮いていられるのさ 君には重力も及ばないのかい わたしが歩んできた 世間の水よりも 楽なんだろうね 難し…

今書いている詩(294)

たろうさんの伝言 心の渇いた あなたは 清水を汲む 言葉を取り戻して 心も癒やすのさ どうしたんだい 道に迷ってさ 地図もコンパスも 間違ってないよ 今時はやはり GPSが必要かね 遭難のSOS出すのかい いつでも親切な人が 助けてくれるよ あとで請求書が 直…

今書いている詩(293)

たろうさんのメッセージ (7) わたしがあなたに 伝えたいのはね この地上の何処かに あなたがいるのが 嬉しいんです 楽しいんです 微笑んで 深呼吸して 何処かの屋根の下で 守られて 暮らしていることが あなたは異国にいても わたしはあなたと共に まぁ~る…

今書いている詩(292)

たろうさんのメッセージ (6) 今わたしが生きているのは 幸せでいられるのは まろやかでいられるのは みんなみんな あなたのおかげです この世に縁があって生まれ あなたに出会えて良かった 嬉しい限りです これからも新しい あなたに出会えます 共に生きて…

今書いている詩(291)

たろうさんの娘 (9) 久しぶりに返ってきた娘は 夕食を終えると2階で クーラーをかけながら ノー天気にコナン君の ビデオを見てる 洋子さんが行くと 「今度の日曜日にまた来るわよ さっき冷蔵庫を覗いたら 欲しい物がいっぱいあったから」 わたしも呆れたが…

今書いている詩(290)

たろうさんの歯ブラシ そんなに夢まで 擦って磨いて どうするのさ 歯ブラシ君 いくら歯磨き粉が 研究されて 良くなっても チューブから 夢が押し出されて 泣いているよ ほらギシギシと こころも軋んでるよ いつもの薬局は 今日もバーゲンセールだね 売れない…

今書いている詩(289

たろうさんのロボット 夢の中で酷いあなたの 歯ぎしりの奥歯で わたしの切なる願いの 愛は石臼のように 噛み砕かれ 希望も粉々になったよ 細い食道を通過して 胃液で消化され 十二指腸から 養分として吸収された 切なる願の愛は 新しい希望(のぞみ)の 源(み…

今書いている詩(288)

たろうさんの自由 息苦しいわたしは あなたから 自由になっているか 手足ばかりでなく こころまで縛られていないか ほんの少しのテグス糸で 縛られたこころは 血流が止まって 心の臓に繋がる希望まで 堰き止められていないか こころはどうなった まだ余裕が…

今書いている詩(287)

たろうさんのコレステロール 血管の中で自身の重みで 固まってしまった こころのコレステロール君よ わたしの未来を 押しとどめないでくれ 其処を流れる熱い血潮を 堰き止めないでくれ 君には其処にとどまる 権利なんてないんだよ かって流れていた ヘモグロ…

今書いている詩(286)

たろうさんのわかりあえるじゃないか あなたとわたし わかりあえるじゃないか おとことおんなも わかりあえるじゃないか なんでにくみあうのさ いがみあうのさ あいがにくしみを やわらげてくれるのさ いがみあいも とかすのさ どうするんだい せんそうだ け…

今書いている詩(285)

たろうさんのユニオン 今の時代に闘うあなたに 勝利はあるのか 闘わないわたしに 負けは来るのか 誰が敵で 誰が味方なのかと 叫んでいた 半世紀前の夏には わたしも熱かったよ 今は眺めているだけ 情熱は眠っている 海の底に沈んでいる 撃沈された米国製の …

今書いている詩(284)

たろうさんの夏 セミ君よどうして 夏に鳴くんだい 標本になるのに 夏が好きかい 僕は標本用の 注射器をいつも 持っていた 楽しく自分勝手に 生きていた 憐れを用意して なかったんだよ あれから50年を経ても ジージー ミンミン オーシンック カナカナ 変わ…

今書いている詩(283)

たろうさんのバランス 手を動かしながら ふと思った 右手と左手はお互いに 補い合っている 右利きでも 左利きでも 同じようにね 心と身体はどうだろう バランスが取れているかな 男と女も補い合って 生きるべきだな 恋と愛はどうかな 求め合い惹かれるのは …

今書いている詩(282)

たろうさんのトニックシャンプー 君をつけて頭を洗うと スッキリするね トニックシャンプー君 もう随分詰め替えたね あまり髪を洗わない わたしだが君で洗うと いつも爽快な気分になるよ 嘘と坊主の頭は結わない (洗わない)なんてね 君はいつもスッキリだ…

今書いている詩(281)

たろうさんの歯医者物語 生まれた古里の神主さんの 家の横の坂道に江戸時代の 古いお墓があった 少年の頃に笹を刈ったり 掃除をした時期があった そのお墓は歯医者のものらしい と後で知った もうあれから50年は経ている 半世紀も前だ 感慨深い それから今…

今書いている詩(280)

たろうさんのポット ボタンをいくら押しても ポットのお湯がでません 音ばかり 空回りです 誰かさんみたいですね 朝から困っていました コーヒーも お茶も 飲まないでいました 仕方ないので お昼にはお玉で コーヒーとお茶を 入れてみました 昼過ぎに洋子さ…

今書いている詩(279)

たろうさんのパラボラアンテナ ベランダに取り付けられた 二つのパラボラアンテナ君は 天に向かって身構えている わたしがどんなにこころの 谷間に住んでいても 素晴らしいおおらかさで あなたからの微弱な 愛のシグナルを 受け止めてくれるのさ わたしは時…

今書いている詩(278)

たろうさんのメッセージ(5)(幸せ) しあわせのキュウリ とれました シシトウできてます ミニトマト3個 赤くなってます ゴーヤの花 咲きました 洗面器で四匹の ガビチョウ君 かわるがわる 水浴びです つられてスズメ君も ツンツンです お水は新しいです …