2014-04-27 今書いている詩(304) たろうさんの月 (幻影) 西の空に 淡ぼんやりした 月が 浮かんでいる セミ君は夜も忙しい 長くない命だからね あれはアブラゼミ君 トイレの温度計が 25・5℃です コオロギ君の 初泣きを聞く 立秋の夜に 夏が去り 秋へと移行する 晩であるらしい 虫たちにも 交代の季節だね どこかで家が ピシッと軋んだ 月が言葉を 吐き出している