今書いている詩(291)

たろうさんの娘 (9)

 久しぶりに返ってきた娘は
 夕食を終えると2階で
 クーラーをかけながら
 ノー天気にコナン君の
 ビデオを見てる

 洋子さんが行くと
 「今度の日曜日にまた来るわよ
  さっき冷蔵庫を覗いたら
  欲しい物がいっぱいあったから」
 わたしも呆れたが 内心嬉しい
 親とはそんなものだ

 「お母さんはおまえが来るとき
  好きな物を用意しておくんだよ」
 「わたしのお母さんだからね」
 「わたしもおまえのお父さんでもあるんだよ」
 「あっそういうんだ…」

 娘の友達が出来ちゃった結婚で
 9月から忙しい その話題で
 わたしも洋子さんも忘れてました
 まずったのです
 今度の日曜日は娘の誕生日でした

 「わたしの誕生日を忘れてるんだ」
 当分いわれそうですが
 娘の日々の生活の変化や
 身体の心配ばかりなんですよ

 加藤君順調(?)に太りすぎです
 やさしい くまシャンですよ