2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

今書いている詩(484)

たろうさんの少女(慟哭) 少女よ もう泣くのはおやめ 悲しみから 手を離して 右手のトランペットを 空に向かって 奏でておくれ あなたの吹く音色は 失われた多くの魂に 届くでしょう 鎮魂の奏となるでしょう 天と地に安らぎを もたらすでしょう いつかあなた…

今書いている詩(483)

たろうさんの愛 Love Love すると わたしも あなたも こころが ハート型に 震える 輝く 太陽に 向かって 目をつむると 赤く見えます 血が通っているのです 心の蔵が 躍動しているのです あなたも わたしも みんな人間です 兄弟です だから 神の子ですか 「お…

今書いている詩(482)

たろうさんのボール 幸せという名の ボールを 天空に向かって 蹴った 何故落ちて 来ないのか あのボールは 架空の 世界に飛んで 行ったのか 無重力の世界が 何処までも ボールを飛ばせるのか 希望も幸せも 偽りの世界の ものなのか 何処へいったのか 不安が…

今書いている詩(481)

たろうさんのサッカーボール 愛と不安が いっぱい詰まって 膨らみすぎた ボールを 守護神の ゴールキーパーが 思いっきり 2月の 空へ蹴り返すと わたしはボールを 見失う 重力から解放されて 無重力の世界へ それは現実から 虚実の世界へと飛ぶ あなたとわ…

今書いている詩(480)

たろうさんの節分 友人から「たろうさんお寺で豆撒きがあるから行ってくれる」と電話があった 「いいよう~」と二つ返事で答えた 「時間は?」と言うと直ぐに「2時から」と帰ってきた 前の日に「楡の木で」二人でコーヒーを飲んでいた 23日に仕事から疲れ…

今書いている詩(479)

「たろうさんのプラネタリウム」 八王子の大横町に 大善寺があった頃に 八王子城の戦死者を 慰めるための お十夜があった そこへ サーカスや 見世物小屋がきた 子どもの頃に お金がなくて だだ眺めていた その大善寺跡に 出来た福祉会館で 洋子さんと式を挙…

今書いている詩(478)

たろうさんの用水 おい 堰からから 引き込まれた 水よ そっちに流れたって もう田圃はないぜ 君は潤せないんだ あそこは 上野動物園の 牧草地になっちまってる 昔は蛍が 乱舞していたし カエルも大合唱だね まてよ 一枚田圃があったね 変わり者がいてね どう…

今書いている詩(477)

たろうさんの黒猫 隣の駐車場の 急坂を黒猫が 降りてゆく 道には雪がまだある 野良が多いのですよ コラお前 餌はあるのかい 黒いので 苦労してないかい 黒猫は悲しいね 黒故に 野良はもっと 悲しいね 生きてゆくのが辛いね おいお前 本当に辛いと 思っている…

今書いている詩(467)

たろうさんの飢え・乾き 飢えているのですか 誰がそうさせたのですか お腹ですか 今のあなたは まあこころでしょうね 癒やしも必要ですか 誰かに教えて貰うのではなく 自分で治すのです 工夫ですよ 少しの智慧の油を 加えて調理すれば いいのです ぴりっとす…