今書いている詩(306)

   たろうさんのゴーヤ (分身)

 ベランダを乗り越えた
 ゴーヤ君が3つだけ
 実をつけた

 ツルよ伸びろよ
 伸びろ
 伸びたいだけ
 伸びろ
 
 君も長い命では
 ないんだよね

 初めて食べた
 君の分身は
 美味しかったよ

 本当は実を
 稔りらせて
 種になりたいんだね

 食べるということが
 君への感謝に
 繋がらないんだ

 わたしもエゴだよ
 君も結構エゴいね