今書いている詩(75) 「たろうくんのゆずの木」

   たろうくんのゆずの木

 おーい ゆず君
 君は12月が近づくと
 黄色くなるけれど
 恥ずかしがっているのかい
 少し照れているのかい

 たろうくんの家でも
 冬至にゆず湯の
 習慣だけれど
 いつも君が実を
 いっぱいつけるので
 知り合いに配っても残って
 もう毎日ゆず湯ですよ
 幸せも一緒に配れてるといいね

 日が弱った冬至に大昔
 日野市の坂上で
 日奉氏が火を焚いて
 お祭りしていたそうですよ
 たろうくんの体も温まるといいね

 一年中青葉の君に
 黒アゲハ君もやってくるね
 白い花も咲いて
 嬉しいたろうくんのゆずの木ですよ