今書いている詩(400)

    たろうさんのセカンドバック

 車で洋子さんを送りに
 今日も抱えて持ってゆきます
 役員の運転手を長年やっていたから
 セカンドバックはわたしの必需品です
 思い出も一杯詰まっています
 希望も溢れて 壊れかけていますね
 以前はお弁当も一緒でした
 いつでも何処でも食べられるのです

 忘れられないのは
 アルプス技研に勤めていた
 先輩の運転手さんの
 清水武良さんです
 大変お世話になりました。
 その時の思い出も 詰まっているので
 膨らんでいるのです

 ジィ様(みんながそう読んでいた)が亡くなり
 そのお返しのカタログから選んだのが
 黒いこのセカンドバックです
 もう三回忌も過ぎたのですね
 このバックもくたびれて 痛んできました
 何でも詰め込んできましたからね
 もう買えません ジィ様の思い出のようにね

 暇なときには植木の手入れをしたり
 楽しい時間を過ごしましたね
 わたしも定年近くまでいろんな会社で働きました
 今のわたしがあるのは
 「武良さん」あなたのお陰ですよ

 「ジィ様 待っててね 25年後に 
  あの世でまた合いましょうね」

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