今書いている詩(359)

   「たろうさんの栗ご飯」

 裏庭の栗の木も
 枯れてしまった
 当てにしていた
 資材置き場の栗も
 今年は落ちていない

 そんな話を洋子さんが
 職場でしたら
 「家の主人が散歩に行くと
  栗ばかり拾ってくるの
  余って困るのよ」
 それでは下さいと言うことに

 剥いてある栗をいただきました
 二袋もです
 山栗にしては大きい
 明日は朝から栗めしですね
 初物ですよ

 娘に「いるかい」とメール
 返事がない 
 夜遅く 素っ気なく
 「加藤君が 白米の方がいい」
 5日に栗ご飯 娘の分だけ
 持たせることにしました

 その日は娘達と洋子さんが
 ウエディングを最終的に
 決めに行きます
 「お父さんは わたしがどれを着ても
  似合うだから 来なくても良いわよ」

 たろうさんは外れです
 「栗ご飯食べて 元気だすぞぉ~」
鈴木 ただしさんが「いいね!」と言っています。