今書いている詩(349)

 「たろうさんの宇宙の渚(3)」

 希望の宇宙船が
 北の極点を
 通過すると
 輪(りんぐ)が
 わたしを取り囲んでいます

 雅楽の妙なる響きと
 かぐわしき香りの中
 来迎菩薩との出会い
 わたしだけの世界を
 体験する

 誰もが驚嘆する
 4次元の世界が
 スーと通過して消えるのです

 プラズマが燃えているのですか
 そうではありません
 それはね
 恋するあなたの
 こころの反映です

 愛のシャッターを切って
 そのこころの画像の
 送信ボタンを押してみません

 逃げないで
 隠れないで
 照れないで
 閉じないで
 「こころの管制室で
  受信して下さいね」