今書いている詩(247)

   たろうさんのメガネ(2)

 この銀縁のメガネ
 わたしの未来も
 透視できるのなら
 下さいな

 いつもかけ続けます
 でも分かりきった未来が
 有るなんてきっと
 退屈ですよね

 それでもかけ続けますか
 先の見えない不安から
 逃れるために

 ときに愛はのろまです
 鈍感です

 競馬の最終コーナーで
 馬が騎手を振り落とすように
 ハプニングもあるのです

 「だから ほらねあなたに メガネの
  上から愛の目隠しですよ」