今書いている詩(248)

    たろうさんの寿ぎの箒(ほうき)

 翁(おきな)と媼(おうな)が
 末広の庭を万年の箒(ほうき)で
 掃いています

 幾久しく仲睦まじくと
 掃き清めます

 福よ泉のように湧け
 幸よ雪のように積もれ
 魔よ速やかに去れ
 大空へと念じます

 塵(ちり)がつどえば
 呪いで宝の山に
 生まれた給え

 鶴亀池の畔(ほとり)で
 じーじ(翁)とばーばー(媼)が
 舞を楽しげに
 一差し二差し

 長閑な昼下がり
 お日様もニコッとね