昔書いていた詩(207)
祈り
ひとは何処にいて
何処に向かって祈るのか
僕は知っているのかと聞かれれば
知っているが知らないと答える
僕の生活は普通人のそれ以下で
僕の見る夢が僕に
毎日のテーマと少しのヒントを
与えてくれるのだが
僕はすぐに忘れてしまう
共通性があっても脈絡がないのだ
僕の神性には具体性がないから
僕は祈りの言葉を知らない
ジャンボ宝くじで9000万円当たればなあ
等と考える気紛れなのだ
天啓は一瞬の映像となって姿を現すが
僕は見たが見ないとあなたに答える
迷いの道は長い迷路なのだ
今の僕に答えはない
あなたの神理だけが
その答えを知っている