今書いている詩(132)

    たろうさんの恋?(2)

 平成元年にたろうさんは国会で
 追求されていた某派遣会社に
 役員の運転手として就職しました
 そしてその配属先が立川の
 安田生命立川支社でした
 この時代が平成8年3月まで続きました

 役員の運転手稼業の始まりです
 この職は会社が変わっても
 いままで続いているので
 ある意味では天職なのだと思うのです

 そしてこの会社では楽しい日々を送りました
 生命保険会社がバブルのころで
 営業員さんも事務方のスタッフも
 活き活きしていたまさに良き時代でした

 たろうさんの生活も市営住宅住まいで
 家賃も安く自動車もなかったので
 お金に余裕があり貯まりました
 (洋子さんが残したのです)

 じつに様ざまな人を見てきました
 支社長も3人に仕えました
 小長谷総務課長さんお世話になりました
 増田渉外課長さん美味しい食べあるきと
 いっぱい会社訪問にゆきましたね
 営業員さん今はどうしてますか

 事務員さんの中にたろうさんが秘かに
 恋?してた○○真由美さんがいました
 彼女が28歳でたろうさんが42歳です
 一緒に働いているだけで楽しかったのです

 ある時 今で言う告白タイムですね
 その支社では紙に書いて出すアンケートに
 誰を好きか書く欄がありました
 たろうさんは散々迷った末に○○さんと書きました

 彼女が支社から本社に転勤になるときに
 「わたしが好きだったんだ」と言ってくれました
 本社に支社長が行ったときに2回ほど昼食を共にしました

 次の世で出会うときには妻にしたいほど素敵な女性でした
 たろうさんと今でも年賀状のやり取りが続いています
 洋子さん以外の女性で大切な人です