昔書いていた詩(126)

  パチンコ

 
 僕は夢の中でパチンコをする
 現実の世界では1度しかやったことがないのに
 夢のなかではチュウリップが全開し
 僕の玉は次々にホールインをする
 
 何故か停電ししてパチンコ玉は出なくなる
 それでも玉受け台に黒いボルトのような
 パチンコ玉が一杯になった
 
 玉を交換に行くと百万近い儲かり方だ
 交換のおばさんに「余りにも出過ぎではないか」と
 言ったのに「亭主もそれで良い」と言う
 
 廻りにいた人々は僕に
 「どんな手を使って玉をだしたのか」と聞いてくる
 
 現実の世界でも「ウルトラC」はそう簡単に出来ないから
 夢の世界にも不思議が同居している