昔書いていた詩(93) 「青春」

青春

 
 旅は青春の感傷
 僕 独りのものじゃない
 恋は始まりのないもの
 愛は終わりの為に始まる
 
 僕は クラゲの骨に向かって
 弾道を描いて
 飛ぶ弾丸の軌跡を
 たった今 知る
 
 例えば 鮮血それが
 生きている証明で
 俺だけの特権
 
 おい だがお前
 何故 愛も 青春も
 ないと解るのか
 始めも 終りもない
 物語を 見てしまったからか
 そうではあるまい
 
 僕は精神安定所に行く
 そこには メガネの女も
 髭の男もいる
 そこで 僕は主張する
 毎日精神労働をしているから
 認定してください
 
 ガチヤ ガチャ ポン
 次の×月×日においでください