2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

昔書いていた詩(145)

夢(17) 僕は田圃の中に 色々の道具や機械を見つける それが工作機械やスパナ・ボール盤等である そして それが空を飛び 富士山を越え南国の 熊本城近くに落ちる その辺りは昔の先祖が残したもの 田圃が有り所々に家が建っている 神社の森は大木が繁り 間…

今書いている詩(145)

たろうさんの獲物 「おはようございます」の声に向かって たろうさんは恋のトリガー(銃爪)を引く 美しいあなたの心を射貫こうか 撃ち込まれた玉薬は あなたの心を溶かすのに十分な威力 標的はあなたの笑顔 横顔は美しい 完璧に捕らえた 吸い込まれるような眼…

昔書いていた詩(144)

夢(16) 夢のなかで 僕の住んでいる家に 三本の大木が切り倒されて倒れてくる 僕はその根元の切り口を見る 僕の大木が倒れ 僕の思想が倒れたのだ けれども 僕の夢には 至高するエネルギーがあるのだ 整理 僕は力を込めて 手を握る 僕の心のなかで 自然と…

今書いている詩(144)

たろうさんの娘(5) ゴルフの仕事で予定より早く帰ると 3週間ぶりに娘が帰っていた 「今週は ああ疲れたな」と思っていた たろうさんは嬉しい誤算です 娘さんは体と心のスイッチをOFFに するために帰ってきたのです トイレの便座は揚げっぱなし トイレットペ…

昔書いていた詩(143)

夢(14) 夢の中で僕は 蕎麦屋と洋食屋の 二つを経営している 或る日 食い逃げ女がいて 金がないから 体で払うと言う 嬉しいけど 困ってしまった 地底 地底に眠るものよ 大地の震動と共に 大いなる眠りから 目覚めよ 僕らの地上の生活は 虚しい日々だから 地…

今書いている詩(143)

たろうさんのゴルフボール 私は優勝出来ない中年のゴルフプロです 優勝の懸かった最後の18番で いつもビビリ スリーパットで お金が逃げて行くのです その瞬間にいつも叫びます 「オーマイ ゴッド」 俺はゴルフボール 今日は朝から思いっきり 引っぱたかれ…

昔書いていた詩(142)

葬式 僕は夢のなかで 葬式を出すが 本家分家の同時葬に 反対してひどく 怒っている 目覚めても 怒りは収まらない 仏像 夢のなかで僕は 三つの仏像に出会う 三つは大仏で 一つは屋根付き 一つは屋外に 一つは何やらわからぬもの 今日はどうしてこんな夢を 見…

今書いている詩(142)

たろうさんの神さま(2) あなたは泣いているけれども 幸せの鍵でも失したのかい あなたは笑っているけれども 幸せの鍵でも拾ったのかい 誰にでも幸せになる権利は あるんだよ でもね 今は違うね 不平等に出来ているんだよ 神さまはね 平等と不平等の 目盛り…

昔書いていた詩(141)

食べ物 僕らが子供の頃 まわりの人も僕も貧しくて 麦飯を食べていた さつま芋をお菓子にしていた 僕はそれも食べられなくて 裏の田圃に行き カエルやドジョウを取ってきて食べていた ああ 今にして思えば 何んと贅沢なことか 有機野菜に自然食品の毎日 健康…

今書いている詩(141)

たろうさんの春(5) 春だから何気ない言葉に 深く傷ついてしまう 僕がいる 私がいる たろうさんがいる 大気が揺らめいて 陽炎となって 上昇するのが 心に映えているんだ だから途轍もない 想いが沸き上がってくるんだ でも誰も春が来るのを 止めようとしない…

昔書いていた詩(140)

少女 団地の公園で遊ぶ 由加ちゃんの胸が 膨らんできた 由加ちゃんは小学四年生 早い胸の膨らみ方だ 希望も膨らむ 一輪車が好きな由加ちゃん いつも笑顔で楽しいな 少女(2) 団地の集会所の日陰で 隠花植物が咲くように 少女の性が開花する 僕はそれをベラン…

今書いている詩(140)

たろうさんの伯父 今日は寄居まで仕事で行った 此処には鉢形城がある 北条氏邦の上野の支配の中心的な城である 清水姓の方からこの氏邦の家臣について 訪ねられたが判らなかった 後日、鉢形分限帳にの中に清水姓の 侍がおられたと連絡が来た 小学校の低学年…

昔書いていた詩(139)

宝くじ 夢のなかで 僕の宝くじが当たった 僕は色々な使い方を考えた その中にスポーツ店の経営と 卸会社の経営があった 目覚めて新聞を見ると 夢は消えて行った ヤスリ ヤスリで削ってしまう 鋭い感性と感覚が 次第に薄れてゆき 日常は希薄になる 暗がりで自…

今書いている詩(139)

たろうさんの春(4) 春です リビングに立ち 外を眺めています 違和感があるなぁ~ あの資材置き場 何処から運ばれてきた 土砂で谷が埋められて 市街化調整区域の空き地が どんどん広がってゆきます でも彼処には家が建たないはずだが 建った方がむしろ景観的…

昔書いていた詩(138)

宝くじ 夢のなかで 僕の宝くじが当たった 僕は色々な使い方を考えた その中にスポーツ店の経営と 卸会社の経営があった 目覚めて新聞を見ると 夢は消えて行った ヤスリ ヤスリで削ってしまう 鋭い感性と感覚が 次第に薄れてゆき 日常は希薄になる 暗がりで自…

今書いている詩(138)

たろうさんの春(3) 春は一進一退をしている 押しくら饅頭をしているのかな 庭の桃も堅い蕾だし 遅咲きの梅も 蕾があるのかなと覗いてみたが 枝に微かに蕾があるみたい でも白い花の沈丁花は 膨らんでいる 隣の家は引っ越して 車だけだが置いてある 主は必要…

昔書いていた詩(137)

夢(11) 道路に観音が 家から学校まで横たわる その上を机を立てて飛び跳ねる 学校に収納庫を作り 家から順次トラックに載せてゆくが 手伝いの人が観音を修理してしまう それでは美術的価値がないと嘆くが すべては夢の中の出来事 夢は僕の心のバロメーター…

今書いている詩(137)

たろうさんの春(2) なんだかはっきりしない天気 これも春が来ている証拠 曇り空から落ちてくる雨も きっと暖かく感じますよ 庭に出てごらん 土が湿って深呼吸しているね たろうさんの菜園の冬菜も大根も もう花を咲かせたいんですよ でもオオイヌノフグリは…