2013-09-25から1日間の記事一覧

昔書いていた詩(99) 「パン」

パン 山をバターのように パンの上に擦り付けた 辺りに 乳白色の プラスチック板の 空がある そのあたりの 厚い重なりの 雲の割れ目から 油絵の看板が 落下するのを 16世紀が見ていた 朝焼けを見ていた 鳥は 雨が降るのを知る 啼かない 羽ばたかない ガリ…

今書いている詩(99) 「たろうさんの娘(2)」

たろうさんの娘(2) 娘が休みで 彼氏が夜勤だから 車で送ってくる 娘が帰ってくるのです 明日は家から仕事に行きます ヘルスメーターの電池も換えました 首をキリンさんのようなが~くして待ってます たろうさんは少し寂しい 車で帰ってゆくたびに 娘さんの…