2013-09-24から1日間の記事一覧

昔書いていた詩(98) 「朝」

朝 産声を上げない 子牛の生まれた朝に U型のフィルターで囲まれた 光線の束が 栗の木を襲い 秋の奇型児を 照らしているのだ とてつもない 欠伸の連続と 女の 不連続な愛 そんな時刻に 花火職人は 2.5号玉を 打ち上げる それが 好きだというのではない 仕…

今書いている詩(98) 「たろうさんの住む町」

たろうさんの住む町 八王子市街の東から朝日が昇り 南の高尾山の上を通り 西の夕焼けの里に 夕日となって沈みます (本当は地球が西から東に動いてる) 富士山は邪魔されているので見えません その犯人は高尾山です 洋子さんは江戸っ子だから 富士山の見えない…