2013-07-30から1日間の記事一覧

昔書いていた詩(45) 「言葉」 「泳ぐ」

言葉 俺が 辺り構わず 灰色の 言葉を撒き散らすのは 北の斜面で 凍結し 動かぬ 風のように 冷酷な 血液の高まりを 拒否する為だけであろうか ああ 今日も俺は ただ虚しくなる為に 仕事に出かけてゆく 其処では お前の言葉も 俺の言葉も 鮮明ではない 俺は自…

今書いている詩(45) 「山入川」

山入川 枯れていた川に水が 溢れて流れている 枯れても伏流水となって 私の心の中を流れてゆく 濁水となっても 暫く時が経てば 清流となって流れる 自然はその繰り返しの日々 人生もまた同じ繰り返し 時として大きく小さな振幅で 橋の上から眺めているのは …