2013-07-24から1日間の記事一覧

昔書いていた詩(38) 「冬景色」 「けもの」 「フエルト人の神話」

冬景色 木立を震わせて 風が吹き抜けるが 枝にはそよぐ一枚の葉もない 林には明るい日差しが注ぐが 木々は眠っている 目前に展開する 静かな眺め 灰色の風景よ 天上の何処かに 地上の何処かに 明るい光と水があれば それで生き物は十分です 人間だけがモグラ…

今書いている詩(38) 「本当のこと…(4) 」

本当のこと…(4) 本当のことを言うとね 失われてしまった 私とあなたの心は 何処へゆくのでしょうか 暗くて深い夜を走り続ける 特別編成の心の夜行列車の 寝台で私とあなたが ふと目覚める 起き上がる 何もすることなんかありませんよ ただ黙って流れゆく闇…