2013-07-22から1日間の記事一覧

昔書いていた詩(36) 「別離」 「河口(1)」 「河口(2)」

別離 孫に拒絶されて 立ち眩む 老婆の 脳裏に 洪水となって 過去の 楽しい日々が カラー写真の ネガ画像となって 映るとき 道路の中央で かって若い肢体を 倒立させていた老婆は 今、大地に横たわる 大地を打って 号泣する 孫よ 穏やかな 死に顔が 別れの発…

今書いている詩(36) 「本当のこと…(2) 」

本当のこと…(2) 本当のことを言うとね 誰かが私を愛してる 誰かがあなたを愛してる 何処にいても どんな時にも どんな困難を抱えていても たとえ私とあなたが深い湖の底に 沈んでいても 悲しみの朝に目覚めても 誰かが私とあなたを愛し続けている だから泣…