2013-06-24から1日間の記事一覧

昔書いていた詩(10) 「空虚」 「早朝」

空虚 フィルム会社の煙突は 九月の風に揺られてる 年老いたボイラーマンが窯口に 夏の廃棄物を投げ込む 空に拡がる白煙の中を クジャクが飛ぶ 街角を曲がった屑拾いが 今 秋に気づいた 早朝 カラビナに繋がっていた秋が 岩場のハーケンと共に抜ける 切れなか…

今書いている詩(10) 「娘よ」

娘よ お父さんが幸せに思うのは 2階で君がテレビを見ながら 大笑いをしている声を聞くとき 風呂場で君が唄う 調子っぱずれな 歌声を聴くとき 大声で友達と携帯で 話してる君は幸せかい だから 笑おうね 唄おうね 話そうね 脳天気な君と 来年になると 君の声…