今書いている詩(454)

 たろうさんの自己

 窓から遠くに
 望む山並みが
 はっきり見える
 寒い冬の
 一日の始まりを
 満足して眺めている
 わたしがいる

 空気が重いんだね
 沈んでいるのだ
 春になれば
 軽く弾んで
 霞んで見える

 大きく息を吐く
 こころは沈んでも
 浮いても いない
 いつも眺めている
 わたし自身と呼吸だけ

 この風景を13年も
 心に刻んできた
 何も考えていない
 ただ見ているだけなんだ

 高速シャッターのように
 瞬きしながら
 眼で追う光景を
 写してゆく

 空間撮影技師の
 心象映像が
 正確に脳幹に伝わる
 「わたしも溶け込んでいる」

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