今書いている詩(440)

たろうさんの羽根つき

 お正月になると羽根をつきましたね
 安い羽子板でつくと羽が良く飛びました
 飾り羽子板では
 重くて運命も飛ばないかな
 空振りしてもいいんですよ!
 振り払うこの動作がいいのです

 飾り羽子板の裏は柔らかいから
 突いた羽の数だけ
 厄がはらわれた跡がついてる
 安い羽子板の裏は
 固いから不幸を跳ね返す
 力が強いんだね

 子どもが突けば無心だね
 あなたが突いたら
 不幸を払う結果ばかり考えてしまう
 トンボは虫を食べるから
 羽根に見立てているんだ

 昔は虫に刺されないようにと
 願ったものなんだ
 羽子板は左義長羽子板から来ている
 羽根の球は「むくろじ」(無患子)の実です

 娘も虫に刺されたね 加藤君虫にね
 良い虫でした 娘を幸せにしてくれます
 親の願いは子どもの無事な成長です

 正月の羽根つきはまだ残っているかな
 飾り羽子板を送る風習だけが残ってる
 これもいずれはなくなるのかな

 娘に飾り羽子板を贈ってくれた
 義母もボケが進行中で
 もう自分の世界で仏佛です
 「洋子さん お疲れ様です 次のお正月には
  娘に飾り羽子板を贈れると良いね」

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