今書いている詩(412)

 今書いている詩(412) 「たろうさんのドライヤー」

 娘が帰って来る日は
 真夜中にドライヤーの
 音が響きます
 クィーン クィーン

 髪を洗ったので
 乾かしているだけですね
 こころはどうかな
 乾いてるかな
 
 私も昔は使いました
 でも近頃は使いませんよ
 こころも優しく寝ているので
 髪も柔らかくなったのかな

 まだ娘はこれからも
 使い続けるでしょうね
 でも涙で濡れたこころを
 乾かすドライヤーは
 使って欲しくありません

 加藤君頼みますよ
 ピカピカに輝いているこころを
 サラサラに乾かす
 ドライヤーを使わせてね

 幸せと希望に満ちた
 ドライヤー君
 「優しい温風を出してね」

 たろうさんと洋子さんが
 夕焼けの里から祈ってます
 「一番星 みぃ~つけた」