今書いている詩(265)

   たろうさんのビワ

 おいおい君たちそんなに
 大きく育ったら繁ったら
 困るんだよ
 わたしが切りたくないからと
 放って置いたら家の廻りが
 もうジャングルです

 ビワ・樫(?)・楓・榊・キンシバ
 梅・ミズキ(?)・キンモクセイ
 木蓮・ケヤキ(?)・椿・モモ
 これでオールスター夢の救援です
 年俸よりも君たちの育ちが心配です

 加藤姓になってない娘が帰ると
 「玄関の木どうにかしてよ」と
 洋子さんに宣います

 加藤君がビワ大好きと言うから
 ついでに切るのを頼もうかな
 でも今年の夏は酷暑だとすると
 日陰が欲しいよね
 それに節電の助けになるから
 切らない方がベターでしょう

 わたしが無理して切って
 「たろうさんも木から落ちる」
 これは様になりませんね

 ビワが熟してるから
 ヒヨドリ君が朝から変な声で
 啼いてます 喜んでます
 「まあ少しぐらい良いかなぁ~」

 ああ皆さん庭は広くないですよ
 狭いから困っているんです
 前の持ち主が木を植え過ぎと
 たろうさんのズボラのツケですよ
 「それにしても困ったねぇ~」