今書いている詩(261)

   たろうさんのたべる

 ひとは何でも
 食べるんだ
 食べられる側は
 嬉しくない

 可愛い可愛いと
 仔牛から育て
 ブラシを掛けて
 磨いて
 肉牛として
 売るのさ

 売られる牛は
 分かるのさ
 悲しい眼をして
 モウーイイヨーと
 啼くのさ

 ひとは寂しいね
 食べないと
 生きて行けない
 罪深いね
 
 あぁ~哀しいよ
 空気と水で生きる
 仙人にでも
 なるかなぁ~

 「ハイ 洋子さん何でも
  いただきまぁ~す」