2014-01-28 昔書いていた詩(219) うたた寝 私は不眠症で 朝まで起きて眠る うたた寝して 夢を見る 生まれ故郷の 産土の社が 御殿のように立派な 姿で建っている 子供の頃にも出てきた そして今は娘と一緒に 添い寝する 娘は私に「あっちへいって」と言う 娘はもうすぐ5歳になる 故郷を離れて30数年 今も帰れない いつまでうたた寝を続けるのか 私の人生のすべては 仮眠のまた夢の夢 その繰り返し 「胡蝶の夢」に似て 今も醒めない