2013-08-27から1日間の記事一覧

昔書いていた詩(72) 「瞳」 「流木」

瞳 野生の 瞳を持つ 貴女 その瞳に宿る 情熱が時を 喪失させる 男の腕から 宇宙に向かって 放射された 息吹 極北の 雪原に漂う 紅の 貴女の薫り 碧空に 野生の 瞳の貴女 流木 川に漂う流木 それを拾い 私は作る 研ぎ澄まされた 創造の世界 心を抉る鑿 槌音は…

今書いている詩(72) 「たろうくんのタイヤ」

たろうくんのタイヤ 小気味良い音を立てて スタッドレスタイヤが 路面を掴んでいる 唸っている ハガキ4枚程の大きさで 車体を支えている あなたは掴んでいますか 連れ合いの心を 家族の心を 友達の心を 恋人の心を 心を掴みきれなくて 泣いてはいませんか …