2013-06-26から1日間の記事一覧

昔書いていた詩(12) 「単独行」 「山の向こう」 「訪問者」

単独行 凍った道をあるいている 風が岩笛を吹き 星は真上にいる 北の岩棚で 月が宴を見ていた 山男が去ってしまえば 冬の道はひとりだ 凍りついた風がその上を 岩笛を吹きながら 通り過ぎるだけだ 山の向こう あのあたりに山があれば 季節は独りで 廻る風車 …

今書いている詩(12) 「明日の献立」

明日の献立 明日がこないと嘆いている人はいませんか 希望がないと嘆いている人はいませんか 未来がないと嘆いている人はいませんか ジグソーパズルの一つが無くなって 絵が未完成と考え込んでいるあなた 智慧の輪が解けないと考え込んでいるあなた そんなあ…