2013-06-25から1日間の記事一覧

昔書いていた詩(11) 「神無月」 「黄昏」

神無月 山の主のいない月 稜線で帰り道を 探している男が 北の岩棚で登って来た 男と出会う 男は交代を告げ 鍵を腰から抜いて 登ってゆく ナナカマドの実は まだ青いが いわひばりの 飛び跳ねている 南の尾根道で 石ころは一日中 蹲って寝ている 熊笹をかき…

今書いている詩(11) 「運転手」

運転手 立ち止っているひと 座り込んでいるひと 歩るいているひと 悩みながらも 悲しみながらも 笑いながらも あなたはあなたで わたしはわたしです 考えが違っても 同じ人間です 同じ空気を吸ってます 同じ時間を生きてます だから 感じ合おうね そして 愛…