今書いている詩(452)

たろうさんの千両

 「台所の近くにあるの
  南天じゃない」
 今年は確か南天の実は
 なかったはず
 「其処って何処」
 洋子さんは地面を指さします
 そこには確かに赤い実の
 小さな木があります
 「南天じゃないよ」

 早速調べますが
 とっかかりがありません
 どうしようかと悩んだとき
 千両・万両の言葉がふと浮かびました
 ありましたよ 千両です
 万両は葉の下に実がつく
 千両は葉の上に実がつく
 葉の形も同じです
 (おいおい 正月の縁起物じゃないか)
 栽培して売ってもいるのですよ

 はて植えた覚えはありません
 この木は自然に生えた物です
 前にFacebookに何の木かと
 写真を載せた二枚の中の
 一つです このときは若木で
 赤い実がついてませんでした
 もう一つは隠れ蓑でした
 玄関の所にも確かあります

 ということは三千両ですね
 次々に実がなると3年以上も
 縁起がいいのですね
 勝手に決めて喜んでいます

 この木が実をつけるためには
 育っていた期間があるのです
 急に実がなつた訳ではありません
 ジャンボ宝くじに運を求めても
 それは結果だけを求めているのです
 すべて物事はそこに至る
 過程があるのですね
 慶事の前兆に気がつくかは
 その人の行い次第です

 わたしは正月に職が決まり
 娘は3月結婚式です
 次は孫が出来るのを待つだけですね
 今年は忙しくなりそうです
 「神さま祝福されているんですよねぇ~」
 「たろうさん 禍福はあざなえる縄のごとしです」

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