今書いている詩(244)

  たろうさんの世界

 子どものころの世界は
 自分の身の丈に
 合った小さな世界

 生まれた古里を
 訪れると遊んだ
 神社の庭や川の
 なんと小さいことか

 広いところで
 遊んでいたと
 思っていたのに

 わたしも
 小さかったが
 希望だけが
 膨らんで

 今は幸せが小さい
 それが嬉しい
 現実を生きているから