今書いている詩(223)

   たろうさんの熊手

 たろうさんの庭の竹の
 熊手は壊れてしまいました

 辛い思い出は置き去りにして
 福だけをかき集めましょうね
 楽しい日々を過ごすためにもね

 洋子さんは今度は壊れない金物製の
 熊手が欲しいと言ってます

 洋子さんは幸せの菜園を
 作ろうと草取りに夢中でしたが
 庭の白詰草まで抜いてしまいましたよ
 幸せ来るのでしょうか

 少し不安な気持ちです
 南千住の生まれですから
 仕方がありませんか
 
 でも其処までしなくても良いのにね
 その気にしない所がいつも
 たろうさんを救ってくれます
 「女神様ですよ」